2024年夏休み 読書感想文におすすめの本
小学生の読書感想文におすすめの本を、低学年(1・2年生)、中学年(3・4年生)、高学年(5・6年生)に分けてご紹介します。
本を選んでくれたのは名探偵コナンゼミの国語の作問担当である佐藤友樹先生です。
佐藤先生より
学習性の高い読みごたえのある内容のある本を選びました。
読むことに加えて、読書感想文を書くことで、それぞれのテーマを深めることもできます。
ぜひ興味のある本をチェックして読書感想文にチャレンジしてみてください。
鹿島和夫先生が担任した小学生たちの交換日記「あのね帳」から生まれた名作が、ヨシタケシンスケさんのイラストを加えて新たに復刻されました。選び抜かれた短い詩が54編。どれもが共感しながら読める楽しい作品集。
鹿島和夫=選 ヨシタケシンスケ=イラスト(理論社)
かいじゅうポポリはいつも怒ってばかり。友達と大げんかしたある日、怒りのマスターかいじゅうプワイズが現れ、ポポリは自分の気持ちと向き合い、上手に怒りとつきあう方法を学びます。ユーモアあふれる良質な絵本です。
新井 洋行=作/ 岡田 俊=監修(パイインターナショナル)
ちょっと会話を工夫することで人を楽しませることができます。お笑いのプロが会話のコツをマンガと図解で紹介しています。コミュニケーションのルール、みんなから愛される伝え方など、実生活でも役に立つでしょう。
芝山大補=著/オオタヤスシ=マンガ・イラスト(えほんの杜)
夏休みの宿題で読書感想文がでています。「感想文なんて無理」と思った主人公は、ある作戦を考えます。おそらく主人公に共感する人は多いことでしょう。この本を読んで読書感想文を書いてみるのも面白いと思います。
山本悦子=作 佐藤真紀子=イラスト(童心社)
漁師さんがとった魚のうち、市場に出回らずに捨てられてしまう魚(未利用魚)。食べられるのに、「見た目が悪い」「調理方法がわからない」などの理由で廃棄される魚。食の問題について学べるノンフィクションです。
梛木春幸=著(講談社)
小学生・もえと言葉を話すカエルが、日本語の世界を冒険します。読み方や書き方、よく考えてみたら日本語は不思議でいっぱい。漫画仕立てのストーリーで、専門的なところまで国語の世界を面白く解き明かします。
川上徹也=著/ 春仲萌絵=絵(講談社)
夏休みの読書感想文の本といえば、ボリュームのある物語や泣ける感動作品が良いのでは、と思いがちですが、実はお子様が興味・好奇心を持ちやすいものを選ぶのがベストなんです。
自ら楽しく読み進められ、そして自発的な気付きがあり、それを誰かに共有したいと思える。そこまでが読書感想文の醍醐味です。
まずは本選びから、お子様に合わせてこだわってみませんか?